INTERVIEW
インタビュー
代表取締役 辻村 崇
「お客様のお役に立てているのか」が、
私たちオオクラの基本姿勢

市場の変化に合わせて、新しい事業形態にチャレンジしていく
まず、会社の歴史について辻村社長から教えていただけますか?
はい。創業は1976年2月で、設立は1981年6月(昭和56年)です。私が社長になったのは2015年です。ビジネスモデルも創業当時から今までほとんど変わっていません。私たちはアイカ工業という建築資材メーカーの長崎の代理店なんです。主な顧客は建具屋さんや内装業者さんで、建材を下ろしています。
業界の変化も感じていらっしゃるようですが、事業として新しい取り組みはありますか?
最近は価格競争も激化していますし、長崎は人口流出も激しいので、事業形態を付け加えていかないといけないと考えています。例えば最近ですと、食品工場などの天井のカビ取りを行う仕事なども請け負っています。
経営の判断で大切にしていることはありますか?
私の肩書きは代表ですが、仕事の内容はというと営業が中心です。長崎にいる時は基本的にお客様のところを回っています。
お客様と接しながら、「私たちは、お客様のためになっているのかな」ということをいつも考えています。自分たちの利益よりも、まずはお客様に信頼され、頼ってもらえる存在になるように心がけています。
やっぱり、お客様が困っている時に、手を尽くしてその問題を解決できた瞬間は嬉しいですよね。他社ができなかったことを当社で解決できた時など、「ありがとう」と言われるとやりがいを感じます。
自社を含めて4社ほど競合となる会社がありますし、県外から大手さんの参入などもあります。私たちが大手さんとは戦うことは難しいので、配送の小回りが利く点や、プラスアルファのサービスで差別化しながら、喜んでいただけるサービスを提供するように心がけています。
今後の目標や成長戦略について教えてください。
アイカ工業の商品以外に、もう一つ、二つと柱を作っていきたいと思っています。将来的には施主さんと直接繋がって、リフォームなどの仕事を受けられるようになりたいですね。